歯髄炎はメチャクチャ痛いぞ
歯に達した虫歯の痛みはかなりの激痛になることを知識としてご存じの方も多いだろう。
しかしそれがどのくらいの痛みなのか、耐えられるのか、仕事はできるのか、気になるのではないだろうか?
そんな貴重な(?)体験をしたので、今後そんな目に逢う人が出ないように戒めを込めて記録しておこうと思う。
歯の神経を取る羽目になった経緯
神経ぎりぎりまで削った歯
もともとそれはただの虫歯で、痛みもあまりなかったのだが、大きさは結構大きくて神経ギリギリまで削っていたのだった。
それが正月の餅で詰め物が取れて、応急処置してから数か月後。
原因不明の頭痛に悩まされるようになった。
夜中に急に痛み出す
原因がはっきりしたのはそれから3日ほど経ってのこと。
夜中、寝ている最中に、治療したはずの歯が猛烈に痛むので目が覚めた。
この世の終わりかと思った。

あ、これ神経だ。ヤバいヤバい
翌日すぐに歯医者に電話をかけて診てもらうことにしたのだが、予約の日までに数日ある。
その数日間、時々痛むことはあるものの、なんとか耐えられそうな気もしていた。このときは。

治療したので虫歯はないと思いますが、ギリギリまで削って外にかなり近かったので神経が傷んでしまったのでしょう。
これ以上はもう取らないとだめですね……

そんなぁ……
神経を取ると歯は栄養が回らなくなり、脆くなる[1]。正直、神経取りたくなかった。
とはいえ取るにしても即日治療はできないので数日先まで待つのだが、
その間に痛みはどんどん大きくなっていった。地獄から悪魔がガンガン銅鑼を鳴らしているみたいだった。
夜中だけだった痛みが昼にも出るようになった。
なんとか耐えて生活はできるが、普通に仕事に支障が出る (ロキソニンを飲んでしのいだ)。
根管治療
歯の神経を取る治療を根管治療という。
1回では取れない。1本の歯に対して複数回の治療が必要になる。
治療が完全に終わるまでにはまだ神経が残っているので、やはり多少なり痛みは出続けた。
麻酔をするから痛くないと思うだろうか?
なにせ治療箇所が神経なので、私の場合は取ってる途中で地獄の門が見えるくらいの痛みがあったし、
追加の麻酔を打つための針が刺さる瞬間はメチャクチャ痛い。
なお、根管治療の際には「ラバーダム」といって、細菌などが入らないよう防湿するべきらしいが、されなかったですね……
後日、別の歯医者でレントゲンを撮ってみると

根管治療の薬の詰め方がすこし甘いですね……
難しい治療なので多少は仕方ない面もあります。
痛みが再発する可能性もありますが、そのときはこちらで治療できますので。

Oh…
結局、虫歯は予防が一番肝心
痛くなってからいい歯医者を探そうとしても遅い
分かったことは、ラバーダムや顕微鏡での治療をしてくれるような「良い医者」を探そうとしても、
痛くなってからでは時すでに遅しということだ。痛すぎてそんな余裕はない。
そして、そんな良い医者は大抵数週間後まで予約で埋まっている。
あらかじめ探しておくのも一手だが、どうしても歯科医にアクセスできないケースもあると思われる。
というわけでやはり一番大事なのは予防である。
虫歯の原因と対策
もちろん歯科での定期検診も大事だ。口の中を自分で全部チェックするのは無理な話である。
しかし、虫歯予防のメインは日々の生活習慣にある。
大雑把にいえば虫歯とはミュータンス菌の出す酸によって歯が溶ける現象なのである。
というわけで虫歯予防とはミュータンス菌迫害活動と言い換えて差し支えない。
以下の活動を毎日せっせと行って口内のミュータンス菌を迫害するのが虫歯予防のコツである。
| やること | 方法 | ベストタイミング |
|---|---|---|
| ミュータンス菌の食料を減らす | 間食を減らす・キシリトールガム | 食後 |
| ミュータンス菌の居場所をなくす | 歯磨き・フロス・歯間ブラシ | 食後30分以降 |
| 口内を殺菌する | 洗口液(リステリンなど) | 歯磨き後 |
| 酸に強い歯にする | フッ素ジェルを塗る | 寝る前 |
ミュータンス菌の食料を減らす
とにかくミュータンス菌に糖分を与えないことである。
間食を減らし、食べるにしてもナッツなどの脂肪分でエネルギーを摂る。
キシリトールがいいとされているのは、ミュータンス菌はキシリトールを食べても栄養にできないからだ。
甘いものが食べたければキシリトールにしよう。
ミュータンス菌の居場所をなくす
まずはミュータンス菌の居場所である食べカスや歯垢を物理的にこそぎ落としていく。
食事直後は口の中がまだ酸性で歯に傷がつきやすいので辞めた方がいいらしい。
私は歯を磨くのがドヘタクソなのでこの機に電動歯ブラシを買った。
「前よりマシになりましたね!」と歯科衛生士さんに褒められたので、手磨きよりいい成果が得られていると思う。
フロス→歯磨きの順で行うのが通常のようだが、私は歯磨き後にもフロスするよう歯科衛生士さんから指導を受けた。
歯磨き粉はとにかくフッ化物の含有量が多いやつ。
口内を殺菌する
これは直接的だがミュータンス菌以外の口内菌も一緒に死んでしまうので注意。
酸に強い歯にする
フッ素(フッ化物)が虫歯に効くというのは、
歯を構成するハイドロキシアパタイトがフルオロアパタイトになることで酸に強くなるためである。
唾液が出るとフルオロアパタイトになる前にフッ化物が流れてしまうので、リステリンの直後とかはよろしくない[2]。
フッ素ジェルは寝る前に塗る(寝ている間は唾液があまり出ないため)。もちろん、塗った後は口をゆすがないこと。
まとめ: やっぱり虫歯は予防が肝心
いくら治療法が発達したとはいえ、歯は一度削ってしまえばそこに虫歯再発のリスクを抱えることになる。
もうあんな地獄みたいな痛みは誰にも体験してほしくないので、虫歯の予防法はもっと広まるべきだと思う。一緒に頑張りましょう。
参考にしました
- 虫歯になりやすい習慣・環境とは?原因や検査、セルフチェックの方法 | NHK健康チャンネル
- 歯科医が断言「食後30分以内に歯磨きをしてはいけない」 うがい後の水は飲んだほうがいい | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
- リステリンの使い方 | 口臭、歯肉炎の予防には薬用リステリン®
- キシリトールについて – 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020

